来店レビューと口コミ | ミシュランガイド京都2023
京都市内の飲食店では、未だに来店を控える動きがあり、思うようにはレビューできない状況が続いています。
仁王門 うね乃
元から人気店で、新型コロナの感染予防で予約制に変わって行きづらくなってしまったのに、まさかの閉店の知らせ。
ビブグルマンの中でもよく来店していたので、本当に残念です。
SPICE CHAMBER スパイスチャンバー
知り合いが出店しているのでラクト山科「RACTO誕生祭 京都ええもんコレクション」に行ったら、キーマカレー弁当もあったので購入。
実店舗は狭小で、そうでなくても人気店なのに今の状況だとさらに行きづらかったから、即座に食べたいと思いましたね。
※以下は2020年版の実食レポートです
京都祇園新地 いづう
紅葉がピークを迎えたということもあってか、平日でも大盛況。ちなみに、この時はお昼時です。
値打ちがあるとしてもお安いものではありませんし、それでも外国からの観光客さんでも、祇園まで来たら食べてみたいということなのでしょうね、不慣れな箸遣いでしたが、美味しそうに召し上がっておられました。
鯖寿司・箱寿司・太巻がセットになった「京寿司盛り合わせ」を食べたら、一人前にしては多いなといつも思うけれど、やっぱりこれが好き。
食堂ほかげ
鱧の落とし、梅肉で。
隣席では相方が、〆鯖がおいしいすぎると、ビールが残っているのに冷酒を注文している。
後に食べた鯖のフライは薄衣で、スダチの酸味と香りをまとい、実にいい。
焼き茄子には赤ずいきが添えられてあって、茗荷が山盛り、こちらにもスダチが振ってある。
鰯の山椒煮には、今年の実山椒を使っているので、フレッシュさを残した辛みが舌を刺激します。
仕上げは、蛸の炊き込みご飯。薄味ではあるけれど、蛸の旨味が感じられ、2人でぺろりと平らげてしまったほど。
和食 晴ル
建て替えるため、上七軒に一時的に移転されていましたが、元の場所に戻って営業を再開との情報あり。
京都市下京区綾小路通高倉南西角
(地下鉄・四条もしくは阪急・烏丸駅から5分くらい)
綾小路通高で営業再開
昨日ちょっと様子を見てきたら、灯りが点っていました。今般の事情で席数を減らしておられるようで予約がいいようなので、改めてレビューしますね。
※営業は夕方から、アラカルトでの提供です
参考情報:移転先
老朽化した建物を建て替えるため、しばらく休業という話で、その間は店休なのかと思っていたら、上七軒に一時的に移転して営業とのこと。
行ってきた方の話では、古い京町家で、奥には坪庭が見える席も用意されていて、ご主人から「営業は来春くらいまで」と案内があったそうです。
※ランチ営業あり
京都市上京区今出川通七本松西入ル(東今小路町758)
(北野天満宮前と上七軒の交差点の真ん中あたり、京福・北野白梅町駅から10分くらいのところにあります)
一品料理 高倉
営業再開なのだろうか?
自由に動き回れるようになったらすぐに行きたいねと、友人と話をしたばかり。
コメントに「行きたいと思った時に行ける幸せ。」とあるけれど、今の状況だとまさしくそうですよね。
山元麺蔵 やまもとめんぞう
天候があまり良くなくても、お隣の京うどん 生蕎麦 岡北 おかきたさんと共に行列ができている光景は、今や当たり前という感じがします。
とんかつ食堂 熟豚 じゅくとん
肉の持つ旨味もそうなんですが、脂身の「甘さ」がたまりません。熟豚さんではヒレではなく、断然ロースです。
またもや食べたくなっています(笑)
ブランカ
特製「ピータン・ザーサイ・パクチーの白和え」の作り方
雑誌dancyuの公式サイトで、お店で出されていると全く同じレシピが紹介されてます。
これが本当においしくて、来店すればほぼ毎回というくらい最初の一品として注文するほど好き。
何と言っても仕上げに回しかけるラー油がポイントで、自宅で作る際には「食べるラー油」にするといいですよ。
ちなみに、ブランカさんのラー油は自家製です。
燕 en
平日でも、ずっと満席
誘ってもらったので、半年ぶりくらいに行ってきました。
今回は、料理の話ではなく、ご主人の話。
というのも、隣席の方々が、ふいに話しかけてくださって、ご主人とも懇意にされている様子は入店した時から我々にも伝わっていました。
京都和久傳さんで修行
料理はアルバイトから始めて、老舗の和久傳さんで本格的にスタート。
その後、こちらも京都の老舗、生麩の麩嘉さんがニューヨークに出店する際に転身し、ミシュランの星付きレストランとして名を馳せる。
現在は自分のお店の経営者
帰国後、燕 enさんの料理長となり、数年でミシュランのビブグルマンに選出後はここまで連続で掲載されている。
そして今は、経営を譲渡される形で独立して、晴れて自分のお店の経営者として板場に立っているという話でした。
純然たる和食ではない
献立には「ザ・和食」という感じで並んでいるので創作料理では決してないのですが、「遊び心」のようなものを感じます。
それというのは、本来の和食なら使わないであろう食材であったり、調理法がちらほら見える。
このあたりはニューヨークで培われたようで、今回のお話で経歴を知り、なるほどと思った次第です。
席数が少ないとはいえ、平日の夕方で満席という人気ぶり。この後にも予約が入っているとのことでした。
※10席ほどなので、予約をお勧めします。
le 14e ル キャトーズィエム
実は2013年の開業当時から通っているのですが、ローストポークがメニューにあったことを知りませんでした。
どうして牛肉だけにしたのか、次の来店時に尋ねてみますね。
それにしても美味しそうですよね。ぜひやってみたい。
揚げ焼きステーキに続いて「ル キャトーズィエム」の茂野眞さんに教わったのは、現在は店で提供していない幻の人気メニュー、ローストポーク。
— dancyu (@dancyu_mag) January 17, 2020
フライパンとオーブンの合わせ技で、料理ビギナーでもなかなかの出来栄えに。#dancyu #ローストポーク #レシピhttps://t.co/dRedFbOr3S
焼き鳥 一 かず
ビブグルマン2020で初選出。
朝引きの京赤地どりを部位別で提供されていて、基本は塩焼きとのこと。
変わったところでは、レアっぽい肝のほか、雲丹のせやチキン南蛮風などの創作っぽいものも。
大ぶりに切られているので、外はカリッと、噛むと肉汁が弾け飛んで旨味が口いっぱいに広がるという感じでしたよ。
お酒と食事うり
お料理では、おでん、ポテトサラダ、ミノ湯引き、小盛りのカレーがあるあたりは、にこみ鈴やさんっぽいけれど、鮮魚も扱っておられて、お造りのほか、酢の物や焼き物などいろいろ。
日替わりが書かれた黒板には、天ぷらやかき揚げ、小鍋もあって。
席数があまりなく、こじんまりと居心地が良かったです
外観は古くても、店内は真新しく改装されていてきれいですし、カウンターには一人飲みの方、2階の個室からは女性の楽しげな声が聞こえてきました。
鰻料理 かね正 かねしょう
年末に祇園に行った際に立ち寄りました。
お昼の営業が終わりかけの頃だったのに、ほぼ満席です。
こちらもきんし丼が名物だけど、京極かねよさんがたまご焼きで覆ってあるのに対して、こんもりと錦糸たまごで鰻が隠してある感じ。
久しぶりに食べましたが、やっぱりおいしいですね。
京極 かねよ
京都に遊びに来た友達が雑誌か何かで見たらしく、食べてみたいというので行ってみたら、昼時ということもあって長蛇の列。
友達も同じだったようで、「あの後ろに並んだら食べるのがいつになるかわからんね」と、違うところで食べようと言い出すくらい。
年末も行列になっているのを見かけたけれど、ネットで調べてみると、年末年始には恒例の激混みのようで、あんなに凄いのかと正直なところびっくりした。
めいてい
ミシュランガイド2019年版で、ビブグルマンに初選出のカウンター席のみの居酒屋さん。
祇園の割烹店「千花 ちはな」さんで12年の修行ののち、独立の際に思わぬ巡り合わせからここに開業したという、そして圧倒的に一人客に好まれる隠れ家的な雰囲気から、今宵も賑わっていることだと思います。
居酒屋での選出ではありますが、和食と言っていいほどの一品料理が並ぶと口コミされるのも納得の、ミシュランで連続の三つ星を獲得している名店の出身のご主人。
一皿に少量ずつ盛り付けられているので、一人でも何種類かは注文できることもあって、熱燗でちょっと何かつまみたいと思った時に真っ先に思い浮かぶお店です。
※千花さんは、2018年5月に店舗を焼失して休業していたため、2019年版には掲載されず、連続の獲得は8年でストップ。なお、現在は別の場所で営業されています。
BistroYanagihara ビストロ ヤナギハラ
友達から「おすすめだというから行こうと思っているのに、ぜんぜん予約が取れないんやけど」とのDM。
久しぶりにシュークルートが食べたくなって予約を試みたものの、近々というのはまったく無理のようで…
以前から人気のビストロだったのに、ビブグルマン選出からさらに予約が取れなくなって、行く機会が激減です。
チャレンジしようという方は、かなり先になるのを前提に、候補を何日か挙げておいてから予約してください。
それから、予約できたとしても、19時までの入店、ラストオーダーが19時半ですので、この点にもご留意を。
ちなみに閉店時間は21時半です。
PIZZERIA DA NAGHINO ピッツェリア ダ ナギーノ
2017年の夏にオープンしたというから、まだ新しい。
こちらもナポリピザを提供するピッツェリアで、ピザの材料はもちろんのこと、お店で使う食材の8割は本場から輸入しているとのこと。
アットホームな雰囲気だから女性のお客さんが多くて、ピザのサイズが大きいので、前菜から始めるならピザは2人で1枚でもいいくらい。
ランチだと激混みの時があるから、行くなら夜がおすすめ。
Pizzeria Napoletana Da Yuki ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ
京都市内で薪窯でピザを焼くといえば、ダ ユウキさんが真っ先だった。
今や予約が取れない人気店になってしまったけれど、まだお客さんが少ない頃から本当に真摯にナポリピザを提供されていたのです。
こう書いてなんですが、ピザだけでなく、たくさんの前菜が用意されているので、こちらも楽しんでみてください。
※以下は2019年版の実食レポートです
中国料理 伯樂家常菜
いつ行っても満席だと聞くけれど、どうやら本当のよう。
料理についてはオーソドックスで、華美な感じはないけれど、同伴する人を選ばないというあたり、とても使いやすいとも言える。
名物の中華風ローストチキン「香酥鶏 シャン・スー・ジー」
皮がバリッと、スパイスの香りも食欲を刺激します。
今回でざっと一通り食べたことになるのですが、何を食べてもハズレがないと思いましたし、女性のお客さんが多いですね。
Lapintaika ラピンタイカ
開業から1年足らずで、ミシュランガイドのビブグルマンに選出されました。
靴の販売から料理の世界に転身したというオーナーシェフが作る前菜の盛り合わせは、きっと食べるのが好きなんだなと思わせるような、お皿の淵まで目一杯の盛り込みようで、そうなればやはり、お客さんにも好評の様子です。
酒処 てらやま
移転後の店舗も調理場を囲むL字のカウンターをメインに、テーブル席と2階席が新たに設けられました。
席数が増えた分、予約が取りやすくなったかといえばそんなことはなく、飛び込みでは入れないはずです。
営業時間が変更に
また、住宅に挟まれた路地の奥という立地から、以前の深夜2時→午後11時に営業時間が変更になりました。
その路地というのが声が響いてしまうみたいで、営業中であっても通行時は配慮していただきたいとおっしゃっていましたね。
※店舗データ書き換え済み
移転後のてらやまさんにやっと来れた。たらふくうまいもんとうまい酒いただいてきます。 pic.twitter.com/N7CGQwFIm4
— ハヨセナ🐴 (@chopitarou) 2019年5月20日
以前の場所:
京都市中京区先斗町通四条上ル、25番路地の中程
四条通と先斗町公園の中間あたり、木屋町通側からも入ることができます)
2016年12月に開業、L字のカウンター10席ほどの狭小店舗でした。
Section D'or セクションドール
こんなことを書くのは申し訳ないが、付け合わせの焼き野菜(今回は特にズッキーニと人参)が美味しかった。
タンドリーチキンは安定の味わいで、あの風味と歯ごたえは、スチームオーブンでじっくりと焼きあげるから。
予約必須
一皿あたりの量としてはちょっと足りないかもしれません。ただ、それが何というか、また来たいと思わせる。
たった8席で予約困難のレストランだから、取れたとしてもかなり先になるはずです。
Tiem an HUONG VIET ティエム アン フォーン ヴィエット
店内の雰囲気もそうだけど、パクチーなどの香草がどさっと盛り付けてある感じに、いい意味での雑っぽさがあり、東南アジアを巡ることを趣味にしている友人は、「ここに来ると、また旅に出かけたくなる」と、生春巻きや自家製フォーを食べながら言っていた。
手抜きなしの本格的なベトナム料理が食べられる人気店
俳優の竹中直人さんが京都を訪れた際には立ち寄るというくらいのお気に入りで、メニューにさりげなくそのことを示すような箇所がある(笑)
Restaurant Chez Shino レストラン シェ シノ
友達が「デザートは絶対」と言うんですが、前菜と主菜がわりとしっかりした量があるので、デザートまでは無理ということが多くて。
それに、週末に行きたくて予約を入れようにも、最近ぜんぜん取れない。さっきも断られました。
中国菜 大鵬
気が置けない間柄で飲み歩くことも多かった友達が転勤することになり、酒友たちによる送別会をしようと本人に打診したら、ぜひこちらでやりたいと。
ある程度は予約時に注文しておいて、途中で追加するような感じで、お店にはお願いしてあったようです。
名物「よだれ鶏」
前菜の定番よだれ鶏から始まって、小籠包などの点心いろいろ、それから中盤に出てきた「豚足のバリバリ四川香り焼き」
これにはビニールの手袋が付いてくるくらい脂が滲み出てくるのですが、香ばしい皮と、その下のぷるんとしたところの旨味が口の中いっぱいに広がり、ビールが進むこと進むこと。
黒酢の酢豚や豚バラの蒸し煮なども美味しくて、豚肉の料理は定評があるみたいです。
日替わりは黒板に
夕方からは、その日の仕入れで内容が違う大きな看板があるので、こちらも要チェックですよ。
中国料理 菜格 さいかく
中国料理と看板にも書いてありますが、メニューは四川料理をメインにした構成になっています。
今回は、鶏の山椒唐辛子炒め、麻婆豆腐、汁なし担々麺と、四川料理らしい辛味の効いたものばかりを食べたところで、これも外せない一品「黒酢酢豚」を堪能して〆。
ランチタイム
すぐに入れない時があって、仕事の途中なら諦めることも。
週末には、昼酒を目的に来店されている方をよく見かけます。
麩屋町うね乃
小さなお店ですし、週末だったので満席でした。
平日でも好きな時間に入りたいということなら予約しないとダメですから、行くとなったらやっぱり予約するか、少なくとも当日の今から行くというタイミングで空席を電話で確認しないといけませんね。
ちなみにこの夜は、予約で全席が埋まっているという状況でしたので、後から来たお客さんは断っておられました。
お出汁屋さんの直営店
内装も和のテイストながら、焼き色をつけた牛肉やソーセージなど、洋の食材もおでん種として入っていますし、しっかりした味の白ワインと合わせて食事をされている方も見かけます。
とにかくお出汁が染み込んでいて、噛むと口の中でジワ〜と出てきて、あ〜おいしいとなるんです。